今年もやります!このフェア!!⑦ 白衣はそれっぽく見える

 懇意にしている時計ベルトメーカーの中で、最大シェアを誇る「モレラート」。ご存知の方も多く、いまさら説明不要ですが、イタリアの老舗ブランドです。
 イタリアの革は、時計ベルトに限らずに定評がありますよね。このモレラートもその価格とクオリティで多くのお客様に愛されています。クロコダイル、リザード、カーフと多種多様な品揃えと、そして何よりディスプレーする「什器」がちゃんとしている!!これまでの時計ベルトのディスプレーは、お弁当箱のようなプラスティックの箱に収められていたり、ビニールに巻き付けられていたり。。。そりゃ日陰の存在になりますよね。
そういうわけで、この度のベルトフェアではモレラートベルトもたくさん並びます。ぜひ、お近くのアルキメデス・スパイラルにお越しください!!
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今年もやります!このフェア!!⑥ やっぱり薄くしよう

 画像は、社内で「工場長」と呼ばれている男性。本当に工場長かどうかは5回行っても、聞いたことありません。
 作業工程は「革すき」です。革の厚みを決める大事な所。ベルトの厚みは、ベルト内部につめものをするのですが、革そのものの厚みはここで決めます。そして、この機械にしゅっと通すと薄くなる。その目安は正に感覚。工場長は、何度でも同じ厚みに出来る職人です。
当店スタッフも「やりたい」と言って挑戦していましたが、見ているほうがヒヤヒヤでした。
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今年もやります!このフェア!!⑤ センスか、やっぱり。

 いよいよ近づいて来ました!10月1日(土)~10月31日(月)の1ヶ月間。ぜひ皆様1回以上はお越しください!!
 画像は、ベルトにミシンをかけているものです。この女性のミシンさばきはすごい!!ほっんとに、曲がらずに真っ直ぐにステッチを入れられます!!元々、事務系で入社されたそうですが、たまたま社長がやらせてみたところ、すごいセンスがあったのだとか。。
不器用な私にとって、うらやましい限りです。ちなみに、私どもが扱っているベルトブランドに「JC・ぺラン」がありますが、ここの売りはミシンではなくて手で縫うという所。
皆様の時計ベルトは、どんな糸がかかってますか?汗は、このミシンをかけたステッチから侵入して、革を膨張させて痛めてしまいます。また、人によって汗の成分がアルカリ性であったり酸性であったりするので、痛みのスピードは違います。また、ヨーロッパのベルトはその気候の違いから、日本で使用する際はこまめにベルトの汗を拭きましょう。モデルによっては、裏材が抗菌してあったり、ラバーであったりするものがあります。

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今年もやります!このフェア!!④ コバの色

画像 022.JPG 画像のおばさんは、時計のベルトのコバを塗っています。丁寧に丹念とコバに5度塗りを施す大事な行程です。この工場には、何種類もの染料が準備されていて、注文に応じて色を塗っています。通常は「赤いベルトは赤い染料をコバに塗る」が基本ですが、ここの兄弟社長は「黒い革に青いコバ」「黄色い革に白いコバ」など、自由にコバの色を変えたベルトも製作しています。

今年もやります!このフェア!!③ 飽くなき探究心

 写真は、東京にある時計ベルト会社を視察した時のものです。ここの会社の社長は、兄弟でやっていて、いいおっちゃんで、飽くなき探究心でベルトを製作しています。「とりあえず、やってみるんだよ」という兄弟社長の口癖は、これまで様々なベルトを製作してきました。メジャーブランドの特殊なベルトから、こだわりのお客様の1点ものまで。以前に受けた注文の中には、靴に対して特にこだわりのある方から、靴と同じ糸で、時計ベルトを縫ってほしいと言われたことがあるとか。。普通は、こういう注文受けません。ここの兄弟社長は「おもしろそうだし、自分たちの腕も上がるからね」と言っておられました。すごい。
 アルキメデス・スパイラルでも、この会社にオリジナルベルトをたくさんお願いしています。「パステルカラーのクロコダイル」「パールリザード」「オーストリッチのあえてシボをさけて製作したベルト」「現在では希少となったコードバンベルト」「セワニ」などなど。挑戦する技術と特殊な革もさることながら、感心してしまうのが「型」を自分たちの資産と考え、1回かぎりのベルトでも型を作ってしまう所。下の写真にある革に押し当てる型が無いということで、製作できるベルトが限られてしまう中、型を資産だと言い切る兄弟社長は、本当に素敵です。
 そして、もっと素敵な所は、この社長が女好きです(笑)この会社に、私は5回ほど行っていて、その度に違うスタッフと同行しています。そして、それが女性スタッフの場合は、必ず着用している時計を取り上げて、サイズを測り、別作ベルトを作ってプレゼントしてくれています。男の私は、5回も、5回も行っているのに作ってもらったことがない!!
努力もしたんです、作ってもらう。2回目に行った時は、わざと大きめの時計を着用して、3回目は、両手に時計を着けて、4回目は駅前でスクワットをしてベルトを痛めるという荒業、、、駄目でした。
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今年もやります!このフェア!! ② 男共よ、黒は捨てろ!

 会社的にも個人的にも、本当に良くして頂いている、日本の時計ベルト界の重鎮でいて、大のお酒好き。それでいて、当然ながら4時間でも5時間でも時計ベルトを熱く語る、ベルト会社社長は、酔ってくると必ず語る話がいくつもあります(シモネタは省く)。「時計のベルトの会社です、て言うと必ず『そんな会社あるんですかー??』て言われるんだよ」と。いやー社長、それにしても、時計ベルトはいつもいつも時計店の日陰にひっそりとたたずみ、まるで半世紀前のやまとなでしこの様に、必要とされながらも主張せず、ひたむきに主人に尽くす存在ですよね。本当は、カラーバリエーションも豊富にあるし、サイズも様々だし、もっと主張できるアイテムです。
 暑い暑い夏が終了し、秋に移り変わろうとするこの季節。電車に乗ってますと、半袖オヤジの時計ベルトは黒、黒、黒。モテないです。いや、モテようとしないのか!男共よ!!テストステロンが少ないのか?ヘントウタイが機能していないのか?駄目です、黒なんて。
そんなことだから「れでぃーすでぃ」とか「ジョセイセンリョウシャリョウ」とか「barenntainn」とかに踊らされるのです!男共よ、黒は捨てろ!
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