BULOVA、始めました!
レジデンツ含め、アルキメデス・スパイラル全4店舗でブローバの取り扱いを始めました。
当店のサイトにいらっしゃる方ならBULOVAのブランドネームはすでにご存知の方も多いとは思いますが、改めてポイントをご説明いたしますね！
まず第一に生粋のアメリカンブランドだということ。
BULOVAの創設は1875年、ニューヨークのジョエラー（宝飾店）としてのスタート。そして130年以上が経った今も、本社はニューヨーク！アメリカ人にとって、ブローバの名は日本人にとってののセイコーやシチズンのような馴染み深いブランドなのですね。
そしてもう一点はメーカーとしての技術力、開発力は言うに及ばず、流石アメリカ！って感じですがものすごくマーケティングセンスもあった会社だったということ。アメリカ初（当時のメディアの分野でアメリカ初なら当然、世界初！ということになりますね）のラジオＣＭも、テレビＣＭもブローバだったんです！
そのコピーがスゴクて、
America runs on Bulova time.（アメリカはブローバの時間で動いている）
で、やはりなんと言ってもブローバといえばアキュトロンでしょう！という方は多いと思いますね。そうです1960年発売の音叉時計。仕組みを簡単にご説明すると音叉に電流を通した時に起きる振動（360/秒）を、320の歯を刻んだ歯車で拾うというもの。その歯車は直径2㎜というのですから、メーカーとしての技術精度の高さがうかがい知れようというものですね。
とにかくそれまでのぜんまい式の時計とは精度が段違いだったわけで、69年のアポロ11号のコックピット？に搭載された時計はBULOVA ACCUTRONだったと...。余談ですが、アストロノートが腕にした時計もアキュトロンだったら...という話をしたら苦笑してましたブローバジャパンの方（笑）
ところが！この画期的な時計、約10年後のセイコーのクオーツ時計の市販開始とともに消え行くこととなりました。ムーブメントを見せる「スペースビュー」や、リューズ無しのデザイン、スィープ運針など、当時としては超！未来的な時計として受けとめられたはずの時計なんですけどね、歴史は残酷です。
前置きが長くなりましたが、私たちが扱うのはこの腕時計史を語るときに必ず出てくるこの名を冠したシリーズ。機械式もクオーツも（音叉はありません、念のため）、すべてスイスメイドのコレクションです。
ん、アメリカの会社って言ってて結局スイスメイド？と思われるかもしれませんが、BULOVA社のスイスメイドの歴史はとても古くてなんと1912年には自社工場をスイスに設立してたんですね。
ブローバの歴史に終始してしまいましたが、肝心なのは現行のコレクション。その魅力を一言で言うのなら、①適度な（←ココ重要）押し出しのよさと、②コストパフォーマンスの高さ、ですね。アメリカのブランドらしい良さを感じました。バルジュー7750搭載のクロノで15～16万円台ですからね。
アルキメデス・スパイラルに何店舗かご来店いただいている方ならご存知のとおり、それぞれのお店でけっこう品揃えが異なるので、レジデンツ バイ アルキメデス・スパイラル含む4店舗で取り扱っているブランドってけっこう少ないんですね。ブローバはその数少ないブランドのひとつです。
ご都合のいいお店にぜひお立ち寄りいただいて、ぜひお手にとってブローバの魅力を直に感じとっていただければと存じます！
トップセラーが、コレクションの中で最も高いこのモデルだそう。一番高いモデルが一番売れてるってブランドのパワーを感じますね。
KIRKWOOD 64A103
AUTOMATIC／ステンレススチール（ローズゴールドPVD)／ケース径39.5㎜×厚12㎜
10気圧防水／サファイアクリスタルガラス（無反射コーティング）／グラスバック／カーフレザー（クロコ型押し）
19万9500円
（左）
GEMINI 64C100
AUTOMATIC ETAバルジュー7750／ステンレススチール（ローズゴールドPVD)／ケース径42㎜×厚14.9㎜／5気圧防水／サファイアクリスタル・カーブドガラス（無反射コーティング）／グラスバック／カーフレザー（クロコ型押し）
16万4850円
（右）
GEMINI 63C010
AUTOMATIC ETAバルジュー7750／ステンレススチール／ケース径42㎜×厚14.9㎜／5気圧防水／サファイアクリスタル・カーブドガラス（無反射コーティング）／グラスバック／カーフレザー（クロコ型押し）
15万5400円
Posted at：2012年2月28日
