Archimedes Spiral 丸の内店

女性のためのアンティークウォッチフェア!!!

 普段使いのアンティークウォッチをお探しの女性の皆様!お待たせしました。この度、アルキメデス・スパイラルでは、レディースウォッチを70本以上ご用意しました。ロレックス・オメガ・カルティエなど、洋服に合わせやすい時計ばかりです。ぜひ、この機会にご来店ください!
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時計屋の時計選びVol.04

 長年、歌い続けてきたミュージシャンが「カバーアルバム」を出す時、あるいは芥川賞作家で文壇の大御所が「私小説」を出す時。対象への憧れは、経年変化により姿を変えて、
時より大きなブレーキをかけることがある。根源的な原風景の裂け目より出た、自我を出し続け、また情報と技術のみで表現することを試み、世の中の流れを見極めて自我が自己に帰化する境地。そういう時、人は信じられる何かを確認したくなるものである。原風景の直下にあるであろうと信じている、原始的な好奇心、言葉というよりは衝動的な感嘆詞が潜んでいる場所。
 最近、昔の時計を時々着けている。昔の時計は、昔の女と同じぐらい、冷たいものである。久しぶりに連絡したら、連絡先が変わっているのと同じように、久しぶりに着けようと思っていると電池が切れていたり、止まっていたりする。手巻き、自動巻きなどは、精度が合わず、昔の女の会話と同じ様にとぎれとぎれである。昔の時計は、何かの同義語になっていることがある。それは「初めて買った時計」であるかもしれないし「貯金をした時計」かもしれないし「貰った時計」かもしれない。残念ながら、昔の女の記憶同様に、そういう同義語は瞬間的なものはあって、長くは続かないものである(別に最近、昔の女と何かあったわけではない)そのため、昔の時計は時々着けることになる。
 ただし、その人間にとって信じられる何かは、昔の時計に潜んでいるものである。社会性など一切関係ない、無垢な選択眼に飛び込んできた時計。それは同義語以上に象徴となって、その人間の中に鎮座している。それを紡ぎだすことで、新たな時計が見つかるかもしれない。次回からは、そういう時計屋のカバーアルバム的ブログを書くことに、勝手に決めました。
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ボールウォッチ「ストームチェイサーⅡ」フェア(7月7日~7月31日)

タフで信頼性の高い機械式時計ブランドとして既に「ハイドロカーボンシリーズ」等でご存知の方も多いかと思いますが、竜巻大国アメリカならではの職業「ストームチェイサー」の方々との共同開発により生まれた時計、その名も「ストームチェイサーⅡ」が発売されました。
竜巻を追いながら移動し、正確な位置と方向が解かればそこに向かってアクセルを踏み込んで行く。そんな日本では考えられない過酷な環境下に常に直面する可能性がある、彼らの信頼と魂が込められた「真のプロフェッショナルウォッチ」を是非この機会にご覧下さい。

ストームチェーサーⅡDLC CM2192C-P1J-BK ¥283,500 ※世界限定1000本