Archimedes Spiral 丸の内店

BALL WATCH FAIRまでの道のり VOL.4

spaceshipone_w_brian.jpg

 時計ブランドの中には、読み間違いがよくあります。新入社員は、その難解さに無理やりローマ字読みして「TUDOR(チュードル」を「チュドー」とか「Sinn(ジン)」を「シン」と読んでしまい、先輩スタッフからなじられることがります。そしてBALL(ボール)も「バリー」「バルー(巻き舌で)」「バレー」と読んでしまい、担当営業マンから睨まれたりします。皆様は素直に、BALLは「ボール」と読んでください。
 話は変りまして、写真は「ブライアン・ビニー」さんです。民間宇宙船「スペースシップワン」を操縦して、高度111,996メートルまで行き、マッハ3を記録し、賞金1000万ドルをゲットした方(乱暴すぎる説明)です。「恐怖を体験しなければ、夢は手に入られない」。どのぐらいの恐怖で、どのぐらいの体験をしなければ、どのぐらいの夢が手に入らないのか、凡人の私には理解できませんが、いつかは使ってみたい名言です。時計の歴史には、時計をつけて運河を渡ったり、高いビルから時計を地面に投げつけたり、果てはヘリコプターから落としたりと、その高いスペックを証明する場面がいくつもありました。21世紀の冒険はもちろん宇宙にあるのでしょう。BALLの新作、スペースマスターは新しい冒険野郎のための時計です。現在、絶賛発売中です。ぜひ12月1日(火)スタートのFAIRと合わせて皆様のご来店お待ちしています。

BALL WATCH FAIRまでの道のり VOL.3

DM2036A-SCAJ-BK_buckle.jpg

 昨日の日経新聞朝刊にBALL WATCHとショップクレジットが掲載されたことで、たくさんのお客様からお問合せ頂きました。誠にありがとうございます。その日の夕方に担当営業マンが来店し「反響ありますが?」と質問されたので、もちろん「あります!」と答えました。しかし実はその時、明日のブログ(つまり今日のブログ)にあなたのことを少し書きたいんですが、と許可をとろうと気持ちの準備をしていたのでした。デキる営業マンに共通する「フットワークが軽い」「レスポンスが早い」「どんなことでも出来ないと、とりあえず言わない」という武器を装備していて頼もしいのですが、身体つきがブラジル代表ミットフィルダーのようで、しかも機敏に動くことができ、それでいてこれまで修羅場を潜ってきた男に共通する無言の圧力があるので、許可をとることを途中であきらめて、無許可で書くことに決めました。
 話は変りますが、写真はBALL WATCHのベルトのバックル部分です。時計業界にもコストダウンの流れは当然ありまして、最近ではこのベルトの部分にコストダウンを図るメーカーが増えてきました。そういう中で、ベルトのバックルに独自の機構を取り込んでいて(衣類の上でも着用できるよう22mm伸びる【特許取得】)使用するお客様の目線になっているブランドと言えるのではないでしょうか。ステンレスにも密度感があり、着用感は心地の良いものです。ちなみに現在、ご試着キャンペーン中でして、着用して頂き、簡単なアンケートを書いて頂きますと、素敵なBALLのノベルティがもらえます。先着順なのでお早めにお試し下さい。また新作・現行ラインと一堂にご覧頂ける、12月1日(火)スタートのFAIRでも皆様のご来店をお待ちしています。それでは、素敵な休日をお過ごし下さい(このブログについての担当営業マンからのご意見は受付しておりません。予めご了承下さい)
 

BALL WATCH FAIRまでの道のり VOL.2

DM2036A-SCAJ-BK_crown01.jpg

 BALLはアメリカのブランドです。以前に「アメリカでボールと言えば、ベースボールだろ」と野球業界の重鎮に言われたことがありますが、もちろんベースボールとは無関係です(いや、もしかしたら知らない間にメジャーリーガーが使用していることもあるだろうから、一概に無関係とも言えない、かもしれない)BALLは、アメリカの鉄道産業のタイムキーパーとして、古き時代から製作された由緒正しい時計ブランドです。「時計=スイス」のイメージがあるかもしれませんが、時計ブランド主要国は、スイス、ドイツ、日本、そしてアメリカが挙げられます。ハミルトン、エルジン・ウォルサム等、アメリカブランドには、スイスブランドと一線を画す、独自の時計哲学が存在し、それらは色々な所で紹介されています。
 写真は「ハイドロカーボン」シリーズのリューズ周りです。針を操作するリューズ箇所は、繊細に出来ている反面、衝撃に弱い特性があります。BALLでは、独自のリューズを保護する装置を開発し、装備させています。針の操作時にはプッシュボタンで開閉できる仕組みになっていて、とても便利で頑強です。BALL FAIRでは「ハイドロカーボン」シリーズも一堂にご紹介します。12月1日(火)からのFAIRで皆様のご来店をお待ちしています。

BALL WATCH FAIRまでの道のり VOL.01

DM2036A-SCAJ-BK_crown02.jpg

まずは、今年の新作で「BALL of YEAR(勝手に思っている)」の商品をご紹介します。
ブログ更新は2度目ですが、これまでのBALLの技術力がつまっていてイチオシ商品です。
詳しいスペックはこちら

BALL FAIR:2009年12月1日(火)スタート

CASIO PRO TREK -男は測り、女は見積もる-

4971850441069l.jpg
 女は常に美に対して見積もる、という話がある(ここだけの話かもしれない)一方、男は有史以来、測ることで生き延びてきた、といっては過言である。けれども男は測ることが大好きで、計測計器に囲まれた乗り物に憧れを持っている。
 写真の時計はプロトレックである。どうだろうか?この垢抜け方。従来のプロトレックファンからすると「違う」と言われてしまいそうだが。プロトレックだけに裾野を広げたかったという担当者からの声であるが、カラフルにしても「らしさ」は残っている。山に行くときは「MANASLU」、釣りに行くときは「フィッシングタイマー」、そして普段使い、気分を変えてこの時計。プロレックには男性の精神的機密性が潜んでいて、予測できない男の現実をいつも支えてくれている。ありがとうプロトレック。

SUUNTO  -レギュラーピンク 100本限定- 男もピンクな時代到来 【絶賛販売中!】


11月20日(金)1000本限定で発売する「スント ヴェクター・レギュラーピンク」。アルキメデス・スパイラル 丸の内では、10本確保することができました。今回のモデルは「ジャパン・オリジナル」ということで、他国での販売予定はありません。子供の頃から「男は男らしく」という言葉に苦しまされ、ランドセルは「黒」、上履きのラインは「青」、折り紙では「金と銀」を取り合った男達。その時代の呪縛から解き放たれて(おおげさ)ようやく男もピンクな時代が到来しました。先行予約を今日より受け付けします。無くなり次第終了とさせて頂きます。【価格:¥32,000(税込)】 

                    

ORIENT -ヴィンテージシリーズ- 2歳からはじめるオリエント

 秋葉原から徒歩10分程度に本社ビルがある「オリエント」。国産ブランドの三男坊と言われ、過去の名作は今なお時計マニアから愛されている。現在のロイヤルオリエントの基礎となった「ファイネス」、多石競争に終止符を打った「100石」、昔の日本は暗かったと謳う「フラッシュ」。洗練を拒否するが如く、そのオリジナリティの高さ、キャラの濃さは、そのまま時計雑誌の表紙を飾れる様なものばかりである(ただし、その表紙の雑誌の内容は『俺とオリエント』とか『2歳からはじめるオリエント』とか、だろうけど)(実際そんな雑誌はありません)
 そのオリエントが今年より「FUKKOKU SERIES」という、過去の名作を復刻させている、それも限定ではなく定番で。直接、本社に行って(仕事前ですよ)お話を企画・デザイン・営業の方々にうかがいました。オリエントの世界観を非常に大切にされている印象。デザイナーの方々もオリエントが好きということで、名作復活のディテールの忠実な再現の秘密を知ることができた(しかも箱まで復刻している)。定番化し、今後もオリエントの世界を知ってもらうシリーズにしていく、とのこと。まだまだ企画段階だが、来年60周年を迎えるオリエントは、まさに「らしい」モデルの復刻を目論んでいらっしゃった。残念ながら公表はできないが、一部サンプルも拝見でき、これからも勝手に密着させてもらうことをお願いし、オリエントの本社ビルを後にした。
 最後に、画像はオリエントの最新作「ヴィンテージシリーズ」500本限定の商品。1950年代の時計が持つ経年変化の果ての"とろっと"した雰囲気を再現するため、ボンベダイヤル、ボックスクリスタルガラス、ダイヤル上のシンプルなバーインデックス、中央のサークルライン。しめて¥57,750(税込)。これからも、この路線で走ってほしいブランドである。


ORIENT -ヴィンテージシリーズ- 2歳からはじめるオリエント