玉川高島屋S.C店

レジデンツのロンジン・フェア⑤

というわけで、延々と(スミマセン)クロノグラフのことだけを言ってきましたが、ロンジンの(アルキメデス・スパイラル目線の)魅力はクロノだけではなく、たとえばこんなモデルもあります。

24hours単品.jpgLONGINES TWENTY-FOUR HOURS
L2.751.4.53.4
AUTOMATIC Cal.L704.2
¥346,500


ご覧のとおりの24時間時計、モデル名もズバリトゥエンティーフォーアワーズ。1950年代、当時のスイスのフラッグキャリアだったスイス・エアーの「24時間表示の時計を」という依頼により、ロンジンが供給していたモデルの復刻です。

この復刻モデルが生まれたきっかけというのがなかなか面白くて、スイスエアーのフライトナビゲーターを勇退したハリー・ホフマンさんという方が、2009年スイスのロンジンミュージアムを訪れた際に着用していたというのが、そのきっかけ。これがロンジンの目に留まり、アーカイブを調べたら1953年から56年にスイス航空に供給した70ピースのひとつだということが判明した、と。


24時間オリジナル.jpg

これがそれです。

なかなかグッと来る話ですよね。こんなコレクティブルなモデルが出てきちゃうのもメーカーとしての奥の深さなのかもしれません。

今回のフェアではスウォッチグループジャパン ロンジン事業部の全面的なバックアップにより、40本近くのタイムピースが並びます。










そしてそしてビッグプレゼント!
フェア期間中、ご試着いただいた方全員に(←ココ重要)ロンジンオリジナル・ノベルティー箸を、お買上げの方全員に(←ココ重要)アリゲーター(本ワニです)ストラップをプレゼント(買えば3~4万します)!

期間中、ぜひ、ご来店いただき、ロンジンの新しい世界を感じていただければこれに勝る幸いはございません!

①からお付き合いいただいた方、ありがとうございました!

レジデンツのロンジン・フェア④

(お時間のある方はぜひ↓の①からお読みください!)

コラムホイールクロノグラフはロンジンのDNAのひとつであり、その背景には19世紀末の第一回近代オリンピック大会から連綿と続くロンジンの公式計時の歴史があるというお話をしてまいりましたが、そのDNAを継承したのが、昨年発表されたこのCal.L688.2なのであります!

⑩現行キャリバー.jpg

現在、ロンジンはスウォッチグループのメンバーであることをご存知の方は多いと思います。また、ロンジン含めグループのメンバーはグループ内のムーブメントメーカーETA社の供給を受けているということもまたご存知の方は多いと思います。

この新キャリバーL688.2はETA社が自社キャリバーA08.231をロンジンのためにカスタマイズしたムーブメントであり、今後もロンジンの独占使用が決まっているとのことです。今後もロンジンからリリースされる機械式クロノグラフは全てこのムーブメントが搭載される-つまりロンジンの機械式クロノは今後発売されるものはすべてコラムホイール式になるということですね。

↓の②で触れたとおり、現行でコラムホイール式のクロノグラフを製造しているのはごく限られたマニュファクチュールブランド(当然、高価です)、このリーズナブルなプライスでコラムホイールクロノグラフを発売するということは快挙!またメーカーとしての良心を感じてしまいます。

今回のフェアでレジデンツにはCal.L688.2搭載のクロノグラフが5本並びます!そのうちの一本「ロンジン コラムホイールクロノグラフ レコード」をご紹介すると...。

L4[1].754.4.52.4.jpgセンターセコンドに注目です。というか、言われなくても自然に目が行きますね。バーニア(副尺)機能というそうで、通常の12時間計、30分計に加えて最小目盛(1秒)未満の読み取りを可能にしています。このバーニア(副尺)と、ダイアル外周のメインスケール(主尺)との目盛の位置を読み合わせることで、1/8まで計測時間を割り出すことができます。これはロンジンが1966年に開発したクロノグラフカウンターに見られる特徴。ロンジンが最初のクロノグラフを開発したのは1878年...この時点で100年近くが経過しているわけですから、やはり歴史の重みというものを感じさせますね。

ストラップも白ステッチのブラックアリゲーターが雰囲気と高級感を盛り上げてくれていて、これで36万7500円。これは自信を持ってお薦めできます。

レジデンツのロンジン・フェアはいよいよ23日(木)から開催!お薦めしたいのはコラムホイールクロノグラフだけではありません。また、ロンジンさんからは素敵なプレゼントも頂きました!

それは、また明日ご紹介ということで。。。

レジデンツのロンジン・フェア③

(お時間のある方はぜひ↓の①からお読みくださるとうれしいです。)
⑤アテネ大会mid.jpg
⑥1952年スプリットセコンドmid.jpgで、ロンジンの名作クロノムーブメントCAL.30CHを生んだバックグラウンドには何があったか・・・クロノグラフの基本機能はストップウォッチであります。やはりロンジンの公式計時の伝統が生んだと言ってよいのではないでしょうか。

何たって1896年、アテネで開かれた第一回近代オリンピックでCal.L19CH搭載のポケットウォッチが試験的に使用されているのであります。第一回ですからね!ロンジンは世界で最も古いオフィシャルタイムキーパーといって良いのではないでしょうか。

画像左...第一回近代オリンピック(アテネ)で使用されたポケットクロノグラフ
画像右-1952年製造のスプリットセコンドクロノグラフ。オリンピックの公式計時に採用された。

1880年代から1900年の間は一流メーカーとして名を馳せるメーカーが続々と生まれた年代。ロンジンの創業年1832年というのはかなり早い方で、当時すでに信頼度の高い時計メーカーとして認知されていたということでしょう。

そしてテクノロジーの進歩に伴って機械式クロノグラフから電気機械式計時システム、エレクトロニクス装置へと代わっていった20世紀に入っても、ロンジンはオフィシャルタイマーとしての最前線を歩み続けて、1950年代から2000年までに夏季および冬季オリンピックのオフィシャルタイムキーパーに、実に14回(!)も任命されているのでした。


ロンジンが自社初のクロノグラフムーブメントを開発したのは1878年、それ以降いくつかのクロノグラフムーブメントを開発していますが、クロノグラフの自社ムーブメントを持っていた時計メーカーは数社に限られていた当時、その技術革新はこうした公式計時の実績とともに進んでいったのは想像に難くないところです。そしてその綿々と続く機械式クロノグラフの最終進化形が、1947年に開発されたこのCal.30CHなのでした。その前のキャリバー、1936年に開発されたCal.13ZNも評価の高いムーブメントですが、その美しい仕上げという美点は残しつつも、13ZNも持っていたフライバック機構をまったく異なる設計で実現、耐久性とメンテナンスの容易さを格段に向上させたのでした。そして13ZNも30CHも言うまでも無くコラムホイール式です。

ロンジンの歴史を語るとき、リンドバーグやウィームスなど冒険家の時計というイメージがまず最初に浮かぶと思いますが、公式計時に裏打ちされたコラムホイールクロノグラフもまたロンジンのDNAと言えるのだと思います。


あ、余談ですが当店にもCal.30CHを搭載した当時のモデルが一本あります。アンティークウォッチ愛好家の方ならご存知のとおり、Cal.13ZNとCal.30CH搭載モデルは数年前、一気に高騰した時期がありました。これは高騰する前に海外のアンティークマーケットで直接買付したものなので51万8千円とリーズナブルだと思うのですが、いかがでしょう?《お買い上げいただきました》



大長編お付き合いいただき、ありがとうございます!次回、完結です!


アンティークロンジン.jpg

レジデンツのロンジン・フェア②

さて、ロンジンフェアの続きであります。あ、お時間のある方はぜひ↓の①からお読みいただけるとたいへんうれしいです!

で、機械式クロノグラフですが、その作動の仕方で「コラムホイール式」と「カム式」に大別できます。

「コラムホイール?知ってるよ!」という方は飛ばしちゃってください。おさらいも兼ねてという方、「知らんかった」という方、お付き合いくださいね。


まず、現行の機械式クロノでは「コラムホイール式」と「カム式」、どちらが多いかという話から始めると、そりゃもう、圧倒的に「カム式」なのであります。なぜなら、高い部品精度を求められる「コラムホイール」を効率よく簡略化してコストダウンを実現、量産を可能にしたのが「カム式」なのですから。あ、量産化が悪いことではなく...。なぜなら量産で単価が下がり、そのおかげで手軽に(といっても、やはり高価なもですが)機械式クロノグラフを楽しむことができているわけですからね。

コラムホイール式画像.jpg




コラムホイールとはクロノグラフの動作(プッシュボタンを押して、スタート-ストップ-リセット)の、司令塔的な役割を果たすパーツのこと。下の図を見ていただくと上部が柱状、下部が歯車になっているのがお分かりいただけると思います。柱に似ていることからピラーホイールとも呼ばれてます。私の周囲のアンティークウォッチディーラーさんはコラムホイールよりもピラーホイールという言葉を好んで使う傾向がありますね。

で、特徴としてはプッシュボタンを押し、レバーなどを介してコラムホイールを回転させるだけなので、カムに比べてボタンの操作感が軽い・・・ん、押した感触の違いだけ?と思われるかもしれませんが、これは大事なことで軽い力で作動するということは、それだけ他のクロノグラフ関連パーツにも無駄なトルクがかからず、結果、耐久性も高くなる、というわけです。

代表的なキャリバーとしてはアンティークウォッチ愛好家にはお馴染み!往年の名機バルジュー22やヴィーナス178、そしてロンジン30CHが挙げられると思います。現行では、ゼニス、グラスヒュッテ・オリジナル、パネライ、ショパールなど錚々たるマニュファクチュール・ブランドの名が並びます。

その反面、コラムホイール式は高い工作技術が求められ、またメンテナンスにおいてもカムと比較すると、より高い技術が求められるようです。




カム式画像.jpg




逆にコラムホイールを簡略化して低コストでの製作とメンテナンスを可能にしたのがカム式-これが現行の主流となっていて、代表ムーブメントとしてはETAバルジュー7750(ナナゴーマルがニックネーム?)。採用している時計メーカーの名を挙げたらキリが無いくらい、マニュファクチュール以外のメーカーはまずコレ!と言っても過言ではないほど、広く普及しているムーブメントです。コラムホイールとの比較で言えば逆にボタンの操作感が重く、カムと伝達しているパーツにも強い力が加わると言えます。








というわけで、コラムホイール式のクロノグラフを一言で言うなら、古き良き時代の古典的な機構であり、高級クロノの代名詞といったところでしょうか?

そしてロンジンもまた1940年代から1960年代までの長い期間Cal.30CHというコラムホイールクロノグラフの名機を擁していました。その、30CHの背景の話はまた次回・・・かなりお勉強っぽい話になっちゃってますが大丈夫でしょうか(汗)

レジデンツのロンジン・フェア①

②コラムlight.jpg
私たちが扱っている時計ブランド、もちろん全てみなさんに自信を持ってお薦めできるものなわけですが、そのなかでも特にお薦めしたいブランドがあるわけで・・・その、特にお薦めしたいブランドのひとつが今週、フェアを立ち上げるロンジンであります。

「エレガンス」を旗印として掲げているブランドでありますから、「ドルチェ・ヴィータ」などドレスウォッチももちろんキレイ・・・だけどやっぱりアルキメデス・スパイラル的には「ヘリテージ」や「マスターコレクション」に目がいってしまうわけですね。

で、ここ数年このシリーズの新作が粒ぞろい!もうひとつの旗印は「革新」ですからデザインの完全復刻はやらずに、1832年創業以来のロンジンの歴史を感じさせながらも、どこかモダンな要素も表現しているわけですが、「クラシック」と「モダン」のさじ加減が絶妙、さらにコストパフォーマンスの高さというこのブランドの特徴も加われば、特にこの1年間、売上を伸ばし続けたことも頷けるというもの。

そしてそして、昨年発売となったコラムホイール・クロノグラフ。これからロンジンから世に出るクロノグラフは、すべてこのロンジン独占のCal.L688.2を搭載するコラムホイール式になるという・・・そしてこの値段!ロンジンのメーカーとしての底力をまざまざと見せつけられ、「これは、フェア、やるしかないでしょう」ということで、2/23(木)より開催決定であります。


そもそもコラムホイールって...という内容にするつもりが前置きが長くなってしまいました。ちょっと(というか、かなり?)堅い話「コラムホイール式とカム式」はまた次回ということで...。

話題のシチズン エコドライブ・リング本日入荷しました!


シチズン エコドライブ・リング、待望の入荷であります。

やはりいいです!コンセプトウォッチとしてご存知世界最大の時計飽食見本市バーゼルワールドで、発表されただけのことあって、シチズンさん渾身の一作!という迫力があります。

昨秋の国内展示会で参考出品されていたときよりも、仕上げもきれいですし、全体の完成度も上がっていますね。

エコドライブ.jpg


以前に上げたご紹介記事のなかで日本のプロダクトデザインでは珍しいと書いた後に知りましたが、この腕時計のデザインはベンジャミン・チャンさんという香港在住のプロダクトデザイナーの方でした。

「エコ・ドライブの技術を通じて光の美しさをわかってもらいたい」がコンセプトだったそう。それが、受光構造をガラス張りに見せてしまおうという大胆発想につながったんですね!

デザイナーのインタビュー動画のサイトを発見しました。ご興味のある方はこちらを。
http://realscale.jp/cds/interview/conceptwatch/
動画をもう一本、デザイナーのピュアな思いと、それを具現化させたエンジニアの熱い思い・・・
http://realscale.jp/cds/report/06.html

さらにシチズンさんのフェイスブックのリンクも貼っておきますね。
http://www.facebook.com/CITIZENwatch.jp?sk=app_201506723268080

ぜひ一度、当店レジデンツ バイ アルキメデス・スパイラル玉高S・C店(南館5F)に足をお運びになって、実物を見ていただきたいです!


■エコドライブリングのディテールは、こちらをご覧ください。
http://www.archimedesspiral.com/company/2012/01/#000538